09/09の日記

07:29
目覚めると(以下略)G
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 オレが血塗れになりながらも冷静に現状把握をしようとしているに誉め言葉の一つもねぇ。
 まぁでも、それは今に始まったことじゃないし。
 とにかくたった今辿り着いた結論を角都にぶつけるしかない!

「すっげぇ! すげぇぜ角都! それ、地怨虞と硬化のコラボ忍術なんだろ!」

 だが、指を突き出し自信たっぷりに言い切ったオレに超光速でツッコミがかまされる。

『ふざけるな! 何が悲しくてこんな珍妙な姿にならねばならんのだ……第一、これではいつもの服が着れん』

 怒鳴った後の呟きがまた、物悲しさを滲ませている。
 そんな角都の姿を見上げる内にふと疑問に思うことがあった。

「あのさー、もしかしてオメェって現在進行形でマッパなんか?」

 崩れた壁の向こう側に、千切れた相方の服を見付けて首を捻る。

『不本意だがそう言うことだ。少し前に寝苦しくて目を覚ました途端、身体の組成変化が始まってこの姿だ。何故このような事態になったのかは分からんが、お前の方には異常はないか? いつも以上に頭が悪くなったりはしていないな?』

「……あぁ、多分な」

 何だろう。角都に心配されてるのにすっごくへこんだ気分になる。
 て言うか、気にする所がなんかズレてなくね?

『一体何が起こっているのだ? いや、そう言えば……飛段、お前昨晩はやけに俺にベッタリくっついてきていたな?』
 

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