09/23の日記
03：53
目覚めると(以下略)⑨
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「えェ？ そうなん？ オレ、ひっさびさに酒なんか飲んだからよォ、わりーけどあんま憶えてねーわ」
そういやオレらは宿入りした後、飯を頼める時間でもねーしと安酒をかっ喰らってから寝ちまったんだっけか？
持ち込みとかって、ソレ駄目って決まりじゃねーの？ って聞いても角都はいや、偶然巻物の中に入ってたって抜かしやがったけど、一升瓶が八本って道中で酒の大安売りでもやってたのか？
『そんなところだろうとは思っていたがな……まぁ、俺がうっかり口を滑らせて言ったあんな事やそんな事も忘れてくれるなら好都合だ』
「オイオイオイ！ 俺の正気のねーうちにコソコソ何言いやがったんだ！？ 角都よぉ！！」
何だかホッとしてるような角都の声にえらく不安な気持ちになってくる。
「オメェまさか、いつだったかみたいにオレに野菜食えとか洗濯しろとか味噌汁作れとか俺より遅く起きてはいけないとか早く寝るのもダメだとか言ったんじゃねーんだろうなァ！？」
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