09/27の日記

22:23
目覚めると(以下略)J
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 何だよ角都のヤツ、なにかあるとすぐにオレを疑いやがる。
 いっつもそうだ!

『お前、考えている事がそっくりそのまま顔に出ているぞ』

「よけーなお世話だってーの! だいたい夕べだってオメーの背中のお面ちゃんにヒビ入ってたから、このオレがちゃちゃっと治してやったたけだろーがよ!」

 ビシッと言い返してやった角都は、ピタッと動きを止めた後口を開いた。
 うん、実際どこに口があるんだかは知らねーが。

『治す? 俺をか?』

「そーそー。偶然なんだろうけどよ、こないだNINプラ買ったらちょっと話して仲良くなったヤツから接着剤もらったんだけど……アレ? もしかしてソレが原因なワケ?」

『もしかしなくともソレだろうな』

 角都のどんよりした声にオレは血の気がサーっと引いてくのを感じた。
 待てよ待てよ、と慌てながら奇跡的に無事だったオレの外套を引っ掴んで隠しを探る。

「チッキショー! やっぱただのモンなんてもらうもんじゃねーな! あのヤロウ、何がコレは宇宙一の逸品でありますだよ……ハイ、コレ箱! コッチがセツメー書!」
 

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