06/04の日記

23:22
生存報告+小ネタメモ@
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一週間ほど音沙汰無くなっておりましたが、管理人はまあまあ元気にやっております。

留守中に拍手をありがとうございました♪

お礼代わりにもなりませんが、小ネタメモをちまちま書き留めておこうと思います。
ちなみに話の大本は三年くらい前から転がしておりますが、未だ納得の行く仕上がりには至らないと言う厄介な案件であります。


小ネタメモ:
角都が里の上役達から見込みはあるがまだまだ小童、との扱いを受けていた頃の話だ。とある国同士の領土をめぐった争いが起き、籠城側の敗色が間違いなくなった晩、元服を終えたばかりの城主の若君を逃せとの命が下った。

小城に近い廃村を隠れ蓑とし、戦況の諜報を行っていた小隊の元へと使いの者が寄越される。その者が携え来た書状に従い、隊の者達は攻城側の印の破れ旗と粗末な具足を包み持ち、夜陰に紛れて囲み陣の程近くまでへと忍び寄った。

うら温い風の吹く夜半過ぎ。城内の松明が明々と灯されたかと思うと、俄にきな臭い匂いが辺りに立ち込める。そして鬨の声が上がり城門が開け放たれ、火の放たれて燃え上がる二の丸を背に軍勢が討って出て来た。
攻め手側からも見よ、敵の大将はあすこぞ、との声が上がり、バラバラと射掛ける矢に続いて真っ向勝負となる。決死の覚悟で奮戦する一群が粗方討ち取られるまでに、攻め手も同数以上の犠牲を出し、火の手の回った本丸が憤怒の炎で塁々たる屍を照らし、炙った。

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