憂鬱

□過去拍手倉庫
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世界を受け入れる。

まず、世界をどう定義するか。
今俺が存在する次元
はたまた、未来、過去
誰かを軸にした世界
長門、朝比奈さん、古泉…
常に俺の後ろの席に座るカミサマが認めた領域…
考えだしたらキリがない。

「悩み事ですか?」

「は?」

終始にやにやしてる恋人は、いつも通りの顔で、自分の眉間を指差した。
―――回りくどい…。

「大したことじゃない」

「話したくないことでしょうか?」

「別にそう言うんじゃない。ただ俺の世界って何処だろう、と思ってな」

「実に興味深いお話ですね」

是非ともお前の意見を聞かせて欲しいもんだな。お前の世界は何処なんだ?

「難しい質問です。けれど敢えて言うならば、SOS団ですね」

これはまた以外な答えだな
俺はまたハルヒどうとか言い出すもんだと思ったが

「そうですね、以前の僕ならそう答えたかもしれません。けれど今は」

古泉は小声で言った。

“あなたがいますから”

その言葉の真意はよく判らなかったが、少しすっきりした。
お前が隣にいる世界、それが俺の世界でいい。



.end
キョン古だと言い張ります。
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