小説

□「しょうが焼き定食」
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「優姫 起きて!優姫!」
沙頼が優姫をゆさゆさとゆらして起こす

「う〜さっき寝たばっかぁ〜」
「いいの?今日の朝食、優姫の大好きなしょうが焼き定食だよ?」


ガバッ!!!


「ちょっと待って!今準備するから!!」
バタバタとベッドから起き出し、あわてて制服を着出す
「単純なんだから・・・」



ザワザワ

「うわぁ・・・すごく並んでる。まだ残ってるかな・・・」
「そうね・・・あ、委員長だ」
優姫達の前には委員長こと、影山霞が並んでいた


「おはよう黒主くん、若葉くん。こんなに遅くまた寝坊かい?」
舞踏祭の裏方の件をまだ根に持っているらしく、朝から嫌味を言ってくる
「まぁそんな所ね。優姫だけだけど」
「そういう委員長だって遅いじゃない!」
確かに優姫達のすぐ前に並んでるという事は委員長も遅いのである

「僕は朝から今日の予習さ 君達とは頭のできが違うんだよ」
「君達って・・・できれば優姫とは一緒にされたくないわね」
優姫なんかと一緒にされては沙頼もいい迷惑だ

「何を〜!委員長だって零には敵わないくせに!!」
「なんだって!?僕が気にしている事を〜」
ぎゃあぎゃあと食堂で騒ぎ、二人はかなり目立っていた
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