小説

□「塩ラーメン」
2ページ/4ページ

「それで何にしますか?枢センパイ」

「そうだね・・・優姫のおすすめは何かある?」
「ん〜そうですね・・・やっぱり塩ラーメンかな」
明るい声で枢に笑いかける


「そう・・・なら僕もそれにするよ」
「えっいいんですか?」
「いいよ、優姫が選んでくれたんだしね」
「枢・・・センパイ・・・」

二人の間に甘い空気が流れる





「単に食べた事がないからわからないだけだろ」
今まで甘々だった雰囲気が零のツッコミによって一瞬で崩れる



「ちょ、ちょっと零!! 枢センパイに失礼でしょ!!」
小声で零に怒る


「別に食べた事がないわけじゃないよ。あまり食べないだけで」
「そうですよね 玖蘭先輩がこんな庶民の店に来るわけないですよね」

「もうっ二人とも!」
気をぬけばすぐにケンカしてしまうので、優姫は息をつく暇もない




「へいっ塩ラーメン3つお待ち!」
「あっきた!」
店長がラーメンをテーブルの上に置いていく


「ではっいただきま〜す」
ズズ ズズーズー


ラーメンのいい音をたてながら美味しそうに頬張る

「ん〜美味しいvv やっぱりここの塩ラーメンは最高だね、零!」
「あぁ・・・そうだな」

顔には出さないが、どうやら零もご満悦
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ