FF7

□星歌@
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「用意しろクラウド!!」

「………あ゛?」

夜中にドアを何度も強打され、睡眠を妨害する奴は誰だ…とロックを解除するとテンションが無駄に高いザックスがいた。
ムカついたのでドアを閉めようとしたが自らの体を挟み阻止してきた。

「行くぞ!」

「どこに…ぁああぁあ?!」

言い終わる前に被っていたタオルケットごと腹を抱えられ連れ出された。




「どこだよここ…」

「まだダーメ」

バイクに乗せられ、人里離れた場所に来たと思ったら背後から手で目隠しされ暫く歩かされる。
全く、人の睡眠妨害した上に何がしたいんだこいつは。

「おっし着いた!!もういいぞ」

「な……」

やっと目を開けると視界に広がったのは満天の星空。
「すごい…」

「だろ?」

暫く2人で星を見ていた
次にザックスの口から聞こえてきたのは聞いたことの無い歌だった

「何の歌?」

「えっ知らない?俺の故郷の歌でさ、星に大切な人の幸せを願う歌なんだ。まぁ迷信だし子供ぐらいしか歌わないけど」

「じゃああんたは子供か」

「いいだろ別に。いっぱい歌ってお前を幸せにしてやる」

「女の子に言ってやれよ」



帰りのバイク、ザックスの後ろで星空を眺めながらこっそりと歌を歌った。



END

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