まほろ駅前

□こんな寒い日は
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「好きだよ。多田」


胸への愛撫と先走りに濡れた前を上下に扱かれ足に力の入らなくなった多田は中途半端に下げられたジャージと下着を足に絡ませ両膝を床に付け四つんばいになっていた。

「エロいよアンタ」

ひゃひゃと至極楽しそうに言う行天の足を「誰のせいだ!」と蹴ってやったがその瞬間を狙っていたかのように強く扱かれ本当に自分のかと思うような甘い声が漏れてしまった。

「でも気持ちいいでしょ」

「っあ…う…」

奥の孔に這わされる舌の感触にゾクリと身震いする
だんだんと慣れてきた中で数本の指をばらばらに動かされては堪らない。

「入れてもいい?」

「さ、っさとしろ…バカ」

硬く立ち上がった自分のソレを後ろに押し宛てながら聞いてくる。その熱さがもどかしくて催促すると中に一気に差し込まれ指とは違うあまりの質量と熱に息が詰まり生理的な涙が滲んだ。

「ふっ…あ、あっ…ぎょう…て、ん…」

「うわ、熱…」

熱く絡み付くように締め付ける中で多田が落ち着くのを待つとゆるゆると動き出した。
接合部から聞こえるずちゅっぐちゅという音が妙に耳について仕方がない。
行天も中の熱さと多田の声にひどく興奮を覚え動きを早めていった。

「ぅあ、熱い…っは…」

「…俺、も…アンタの中、めちゃめちゃ…熱いよ」

さっさまで寒くて仕方なかったはずなのに今は熱すぎて二人とも頭がいかれてしまってる。

「もっ、イク…ぅあ…!」

「っう…」









「余計寒くないか?」

「抱きしめてるから寒くないでしょ?」

汗のせいで体が冷え震える多田を抱きしめ行天は幸せそうに眠りについた。





END
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