第1部
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「でも、蛍ちゃんのタイムマシンが出来るまで僕達はどうしましょうか…」
「コムイ兄さんでも3日かかったんだもの。蛍ちゃんはまだ小さいし、少なくとも倍かそれ以上かかるんじゃないかしら。」
「じゃあどっちみちここには当分いなくちゃならねえってことになるさぁ;」
「チッ…」
「確かにここにずっといるわけにはいかねえしなぁ…」
翼も、普段めったに見せない少し深刻な表情で考えている。
「お前らは目立ちすぎる。もしもこいつらの存在が上に知られたら、厄介なことになるぜ。」
今まで口を開かなかった棗が口を開いた。
「棗君、それどういうこと?」
リナリーが聞いた。
「棗は…
「別に。…あんまし目立つ行動をするなっつーことだ。
蜜柑の言葉を遮って棗がリナリーの問いに素っ気なく答えた。
そんな棗を流架隣でが心配そうに見ていた。
「じゃあどうすれば…」
アレンの言葉に特殊能力系の教室は、不安の空気に包まれた。
「…教室でしれっと授業受けとけばばれないんじゃね?」
美咲が口を開いた。
「でも、そんなんすぐにバレてまうがな〜;」
「何かグッドな方法ないんさぁ?」
「あるわよ。」
「Σ( ̄□ ̄)どっから湧いて来やがった!?」
蛍が神田の側からひょっこり現れた。
「パッツン邪魔。
「おい…(怒)」
「蛍、研究室に行ったんちゃうの?」
「コレで上手く誤魔化せるかもしれないわ。」
「無視かい!!…てそれ…」
「「「「「ガリバー飴!?」」」」」
「何さ?それ。」
みんなが仰天している横でラビが聞いた。