第1部

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☆ ☆ ☆ ☆





「野田先生!これはどういうことですか!?」



鳴海は特殊能力系の教室のドアを勢いよく開けて野田先生に問い詰めた。



「え…ああアレン君達のことですね。」


「はい。何か19世紀から来たとかで…」



アレンたちが元の体に戻り、クラスは凄い騒ぎになっていたのを鳴海が止め、そのまま蜜柑、アレン達を別室へ避難させ、彼らの話を聞いて、野田のいる教室へやって来たという次第だった。


「では、彼らは野田先生が連れてきたのではないんですか?」



「4人一変では私でもむりですねぇ;」



野田が苦笑いして答える



「何でも、アレン君達のいた19世紀には、タイムマシンがあったみたいで、それで来たようですよ。19世紀には既に技術が発達していたんですね。機会があったら、僕も行ってみたいです」



「野田先生…」



マイペースな野田の発言に鳴海は少しあきれた。



「…でも、まあ今は呑気にそんな事は言ってられませんね。」



野田の顔が真剣な表情になる。


「アレン君達を今後どうするかという事ですよね?」



「はい。」



「幸い、アレン君達の存在は、上もまだ気づいていないようですが…」



「けれどめ見つかるのは時間の問題ですよ。もしも見つかったりしたら、アレン君達が何をされるか…」




「蜜柑ちゃんや今井さんが最初に彼らを見つけて匿っていてくれていたようで(多少危険な事をしていたが)。」




「アレン君達が見つかったら、匿っていた蜜柑ちゃん達も危険です。」




「…蜜柑ちゃんと棗君は特に上からも目を付けられていますからね。


…これからアレン君達をどうするか。」





「一応、今井さんには僕のアリスストーンを渡して、彼女のアリスでタイムマシンを作るように頼んではいるのですが…やはり時間はかなりかかると思います。…」
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