第1部

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蜜柑達が野田の教室についたとき、ドアの向こうで鳴海と野田の会話が聞こえた。







「アレン達が万が一の場合にはどうするんですか!?」








「ずっと居させるわけにはいきません。だから…でてもらっ「そんなん駄目や!!」









蜜柑は勢い良くドアを開けて野田の言葉を遮った。








「み、蜜柑ちゃん!?」




「絶対アレンさんを追い出すことは許さへん!こうなったら意地でも…」








バカン  バカン




「…落ち着きなさい、バカ」




「…;と、とにかく中に入りなさい」












鳴海も野田も驚いて蜜柑を見たが蜜柑の後ろには蛍やアレン達もいるのを見て、慌てて中に入るように促した。










「あの、鳴海先生、私達は、やはり出て行かなければなりませんか?」







リナリーが鳴海に聞いた。









「その事なんだけどね…」










「あかん!」










鳴海が言い掛けたのを蜜柑が大声でまたも遮った。







「アレンさん達はウチらの大事な友達や追い出すとか、そんなこと出来るわけないやろー!!」









「蜜柑ちゃん…」









アレンは突然現れた気味の悪い顔をした自分に「 大事な友達」と言ってくれた事が素直に嬉しかった。
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