第1部
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「なあ鳴海先生、アレンさん達はウチらがちゃんと面倒見ます!!ご飯もやります!だからアリス学園に居させてやって!」
「み…蜜柑ちゃん、アレン君たちはペットじゃないんだよ;」
鳴海がやんわりとツッコミを入れる。
「…まあ、何も知らないアレンさん達は私達から見れば犬同然なんだけど」
「「「「「「「「「オイオイオイ;」」」」」」」
蛍の問題発言にみんなは焦る。
「お願いや野田っちその偉大なお力でお願い出来んやろか〜!(>_<;)」
「何だ偉大な力って」
「そうですね…この私の偉大な力で蜜柑ちゃんのお願いを叶えてあげましょう」
「ホント!?」
「乗らないで下さい野田先生…;」
「…で、コイツらはこれからどうするんだ?今井の発明が出来るまではここにいるしかないだろ。」
だんだんお笑いの空気になってきていたのを棗の発言で元の空気に戻す。
「うん。そのこと何だけどね、今井さんのタイムマシンが出来るまでアレン君達はここにいてもらいます。」
「え…?」
追い出されることだけを今まで考えていたアレン達は鳴海の言葉にあっけに取られた。
「良かったな!アレンさん!ここにいてもええんやて!!」
蜜柑が嬉しそうに言った
「上には留学生という形でお伝えしておきます。安心してください。」
「ーっ鳴海先生、野田先生、有難う御座います!」
アレンは感謝の意味を込めて頭を下げた。
「有難う御座います!」
「有難うさぁ」
リナリーとラビもアレンに続いて頭を下げた。
「…すまない、世話になる。」
「ちょっと何なんですか。神田も頭を下げてください」
「ウゼエモヤシ」
「二人とも、喧嘩せんとって!」
もう少しで喧嘩をおっぱじめそうな2人を蜜柑が止める。けれども、その顔は嬉しそうに笑っていた。