DREAM L

□07 再び、この土地で繋がった
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2009年12月05日





日本に入って丸一日
次の捜査本部の拠点となりそうな場所の近くに
いくつかワンルームを借りた

最後の一部屋をチェックして
少ない荷物を下ろした



ノートパソコンを繋いでチャンネルを回す



『こんばんは ニュース6 高田清美です

今日から皆様にキラの言葉をいち早く正確に
お伝えすることが私の務めとなりました』

あぁ ビンゴっ もうこれで日本にキラが居ることは間違いない
もし、夜神 月が弥 海砂 もしくは自分自身で
手にしていたデスノートを他の人に渡していたら、という前提でだけれど



それにこの女 東応大学に居たわね
講義の時間 夜神 月の隣でノートを取っていたわ
才女高田

二重尾行で何度か見たわ
彼女は夜神 月を唯一認めたと言っていた

キラ崇拝者だと夜神 月とも会話していたのを覚えている
日本にキラが居ることが より確実になった
夜神 月は彼女と キラとコンタクトを取りに
必ず 戻ってくるわ



繋がった 余すことなく記憶していた事実が
互いを引き寄せて一つになった、と確信した



イヤホンを耳に戻す 聞き逃してはいけない、と
意気込んだものの

ゴー、という不快な音が鳴り響いていた
面白くもなんともないじゃない

いや、飛行機かしら






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