小説

□儚


「よぅ兼続!」

スパーンと小気味よい音を起てて慶次が入って来た


「もう少し静かに開けろ、慶次」

兼続は目線を向けずに呆れた声で言う


「そう言うなって……ん?」


慶次のそんな声に兼続は書物から目を離すと一匹の蛍が部屋に入って来た



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