頂き物 / 捧げ物

□絆と友情
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キッド「エモン〜!!」
エモン「なに?キッド」
キッド「やべぇんだよ!!俺今日宿題してねぇんだ!!見せてくれ!!」
エモン「いいけど、僕間違えてるかもしれないから王の方がいいと思うよ??」
キッド「王は、"自業自得です"って……」
エモン「なるほど…」
キッド「なぁいいだろぉ〜」

エモンの肩に腕を回しながら言うキッド。
エモンは苦笑いしながら承諾した。

エモン「アハハ、いいよ!」
キッド「さすがエモン!!ありがとな!!」

バッとエモンに抱き着くキッド。
エモンはそんなキッドを軽く抱きしめ返す。

メッド「お主ら、相変わらず仲がいいであるなぁ」
リーニョ「ホントホント!!僕達みたいだね!!メッド!!」
メッド「///」
王「あなた達も大概ですけどね」
エル「そーそっ。まっ、リーニョ達もキッド達も、俺と王には敵わないけどな!!」
キッド「はぁ?俺達の友情嘗めんなよ?俺達のが断然仲いいに決まってんだろ」
エル「いーや、俺達のが仲いい!!」
キッド「俺達だ!!」
キッド・エル「「なぁ!!エモン/王!!!」」
エモン「みんな同じように仲良しだよ。でも、キッドとは特に、かな」
王「私があなたと仲がいい??笑わせないでください。あなたとキッド達を比べたら、キッド達との方が遥かに仲がいいです」
エル「王〜」(泣)
キッド「だよなっ!!エモン!!」ダキッ

本日二度目の抱き着きに、エモンは笑いながら抱きしめ返す。
スキンシップが多いところは、やはりアメリカの猫である。
メッド「エモンらしい解答である」
ニコフ「…王もね。それにしても、二人はなんでそんなに仲がいいの??」
エモン「うぅ〜ん、わかんない。ずっとこうだったから」
キッド「俺達喧嘩とかもしないもんな〜」
リーニョ「僕とメッドだって喧嘩しないもん!!」
ニコフ「…なんだかリーニョ、張り合ってない??」
メッド「;;」
キッド「おいおいリーニョ〜、いくらお前
達でも俺達には敵わないぜぇ??」
キッドはエモンを抱き寄せながら言った。
エモン「?!////」
リーニョ「僕達の方が仲いいもん!!!」
リーニョもリーニョで、メッドの腰に手を回してメッドをグッと引き寄せた。
メッド「Σ!?////」
キッド・リーニョ「「…」」

二人は軽く睨み合ったまま動かない。
そんな二人を余所に、エモンとメッドはなんとか二人の手の中から抜け出そうとしていた。
エモン(キッド、力強くて全然解けない;;)
メッド(リーニョのこの身体どこに、こんな力が;;)

そして、二人の心が通じ合う。
エモン・メッド((お互い大変だね/であるな))

王「あなた達は一体なにをしているんですか…」
エル「なぁ王〜俺らも〜」
王「氏ね」
エル「…」(泣)
ニコフ「あ、アハハ;;二組とも仲がいいってことでいいじゃない」
リーニョ・キッド「「駄目!!!!」」
リーニョ「どっちが仲がいいか決めるの!!」
キッド「そぉだ!!どっちかが一番なんだ!!」
エモン「いいじゃないキッド。僕達が仲がいいのは僕達が一番わかってるんだし」
キッド「いいや、駄目なんだエモン。これは男の勝負だ、手出すなよ」
エモン「うぅ〜ん……」

エモンがどうしたもんかと悩んでいたとき、授業開始のチャイムが鳴った。

メッド「あ、鳴った」
王「そういえば、次は"クラス対抗サッカー対決"でしたね」
キッド・リーニョ「「!!」」
キッド「クラス対抗…」
リーニョ「サッカー対決…」
キッド・リーニョ「「リーニョ/キッド!!」」
キッド「一時休戦だ!!リーニョ!!」
リーニョ「うん!!ほかのクラスを叩き潰さなくちゃ!!」
キッド「エモン、俺頑張るからな。見ててくれよな」
リーニョ「メッド!僕メッドのためにかっこよくシュート決めるからね!!」

二人はそう言うと、走ってグラウンドへと出ていってしまった。

エル「男の勝負じゃなかったのかよ…」
ニコフ「…いいんじゃない?結果的に収まったんだし」
エモン「僕も早く行こうかな。キッド行っちゃったし」
メッド「我輩も、リーニョがやりすぎないように見に行かねば」
王「それじゃあ、行きましょうか」

《うん》
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