sweet cp

記念日は忘れるな
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俺は杏ちゃんに会いに行く途中だったはずなのに、俺の彼氏に拉致られてます!


「って、早く下ろせよ!」


「あーん?今日は何の日か忘れたわけじゃねーだろうな。」


今日って何かあったか?

別に何もなかったような気がしねーでもないけど。


「本当に忘れてんのか?テメーは。」


「マジでなにかあったのかよ?」


“ブ チ”

あ、今跡部の頭の中で何か切れるような音がした。

完全に怒らせちまった!!


「いい度胸じゃねーか(怒)林、屋敷に戻れ。」


「はい、かしこまりました。」


うわー。

久しぶりにキレた跡部を見たような気がする・・。

屋敷って俺、今日中に帰ることできるかなと心の中では思ってる。

橘さん助けてください(泣)



屋敷に着くと俺を引っ張って跡部の自室へ。

嫌な予感しかしないが相手は何様俺様跡部様だ。

聞いてくれるような奴じゃない。


「なぁ、跡ベー。なに怒ってんだよ」


「お前やっぱり馬鹿だな。それに今は2人きりだぜ?アキラよぉ。」


汗が滝のように流れ落ちているのが感覚で分かる。

跡部は人前で名前を呼ばない代わりに2人きりの時は名前で呼ぶようにと命令されたのを忘れていた。

って、今日は何日だ?

そろそろ俺達が付き合って2年目の記念日が近い・・・。

・・・・・・・・・・・・あぁ、今日だった・・・・・・・・・・・・・。



「分かったのかよ、アーン?」


「・・・・記念日だよな。ごめん景吾、忘れてた。」


「あぁそうですか・・って言うとでも思ってんのか?お仕置きだな。」


というわけで1日中説教されました。

夜は・・・・・・うん。

想像にまかせるが、大体わかるよな?

もう絶対に忘れるもんかーーーーーーー!!!!!







fin

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