sweet cp
□新年から恋人と
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「なんでいるんスか?」
「越前に会いたかったから?」
疑問系で返されても困るんスけど・・・
新年から恋人と
不二先輩は、な・ぜ・か俺の家に来て和んでいる。
俺だって会いたかったし一緒にいたいって思ってたから嬉しいけどさ、いきなりはないでしょ。
「別にいいじゃないか。越前と年越ししたかったんだよ」
読心術スか。
俺この先輩と付き合ってていいのかな。
「いいに決まってるじゃないか」
「・・・・そっスね」
不二先輩は憎めないから困ったもんだ。
そんなこんなで過ぎて行く時間。
不二先輩との時間は楽しくて大切な時間。
だからこそ新年から一緒にいれるなんて嬉しいの一言に尽きる。
さっきはなんだかんだって言ってたけどね。
「今年はありがとね。来年はもっと越前といられるといいな」
「俺もそう思うっスよ」
ゴーンゴーンゴーン――
「新年おめでとう。大好きだよ」
「俺もっス!!」
顔が真っ赤になりながら俺はなかなか言わない言えない言葉を口にしたら不二先輩はよっぽど嬉しかったのか俺を抱きしめて来た。
「ありがとう、リョーマ」
「不二先輩・・・」
「周助だろ?」
「・・・周助・・・先輩」
「今はそれでいいよ。でも、来年は呼び捨てでね」
そう言うと不二先輩は俺にキスを落とした。
fin