anniversary

□来年も、これからも
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今日は女子からたくさんのプレゼントを頂いた。

・・・こんなにプレゼントを渡してくるってことは皆さん、何かいいことがあったのでしょうか?

そういえば、今日は一回も仁王君を見かけていない。

いつも一緒にいる分なんだか寂しい。

学校には来ている様だが、仁王君の教室に行けば「どこかに行った」と言われるだけ。

何かあったのかと心配になる。

そんな私の心情は関係なく時間が流れあっという間に放課後になった。

あれからも仁王君は見かけていない。

諦めて帰ろうとしたとき、誰かに腕を掴まれた。

振り向けば会いたかった仁王君の姿が。


「待ちんしゃい。」

「仁王君ッ!?」

「ちょっと着いて来て」


私を連れて仁王君の家へ。

何かあるのでしょうか?

リビングで待たされた後に仁王君の部屋。


「仁王君?」


部屋は真っ暗でなんだか不安になる。

いきなり明るくなればテーブルの上にプレゼントらしき物とケーキが。


「比呂士、happy birthday!」


思考がついて行かず戸惑う。


「今日、誕生日じゃろ?」

言われてみれば今日は10月19日。

私の誕生日だ。

今日1日仁王君を見掛けなかったのは私を驚かせたかったのだろう・・・

悩んでいた私が馬鹿みたいです。


「ありがとうございます。」

「来年も祝っちゃる」


最愛の方に祝って頂けるなんてなんて幸せなのでしょうか。

来年もこのままで。


fin



―――――――――――
柳生サン!
誕生日おめでとう!

仁王サンにこれからも愛されててね( ´艸`)

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