妄想 4

□アズカバンの中心で考える
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犬「くそっ!オレが、アズカバンにいるなんて…」

ここは、アズカバン収容所。何かの間違えで、仕方なく収容されたシリウス・ブラック。

犬「セブルス〜!オレのセブルスっ!!」

叫んでいた。

犬「オレが、こんな場所にいると…セブルスがアブナい…」

セブルスLOVEなシリウス・ブラック。誰かに盗られないか、毎日心配をしている。

犬「心配だあ。マジでこんなとこに、いるんじゃないぞ。」

ベラ「なんなら、脱走しなよ。」

犬「はっ?」

ベラトリックスも収容されていた。

ベラ「アンタに、そんな勇気はないだろうけど。」

犬「けっ、死喰い人に言われたくねーよ。」

ベラ「アタシは、好きな男のためなら、こんなトコ出ていくさ。」

死喰い人の力で。

ベラ「シリウス、アンタもセブルス狙い?」

犬「ベラ!まさか……」

ベラ「今から敵だね。まっ、元々セブルスは死喰い人なんだし。アタシのモノになるのも、時間の問題さ。」

犬「なんだと?セブルスが死喰い人だって?そんなことないぞ。オレらの不死鳥の騎士団のメンバーなんだ。」

ベラ「はっ?セブルスは、身も心も死喰い人一色なんだよ。」

犬「いいや、華やかな不死鳥の騎士団だ。死喰い人なんて、マニアなヤツらの集団じゃないか。」

すごい偏見だ。

ベラ「不死鳥の騎士団なんて、イベントばかりで頭が祭りじゃないか。平和だねぇ。」

それは、ダンブルドアだけなのに。これまた、偏見である。

犬「とりあえずな、オレのセブルスに手を出させないぜ。」

シャバでのセブルスも心配だ。

犬「オレは、ここから出るぜ。」

ベラ「アタシだって。」

それから、シリウスはアズカバンを脱走した。

ベラ「……チッ、先をこされたか。」


悔しがるベラトリックスがいた。それから、しばらくして死喰い人の召集命令が出た。

セブルスを、不死鳥の騎士団から守るために。



犬「んっ?まてよ、セブルスがアズカバンに来ても良かったんじゃね?」

そんな考えも浮かぶ、今日この頃だった。




     おしまい
 

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