妄想 4

□序章
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セブルスは、目を疑った。

猫「はっ?」

ホグワーツの入学式。
幼い顔の新入生の中に、見覚えのある顔が…

猫「まさか……?」

さらに、眉間のシワを寄せて生徒を見た。

あちらも、見ている。


*****

なぜ、あの名字を?

猫「ポッターっ!」

ハリ「教授、名前で呼んで下さい。」

猫「ポッターは、ポッターだ。」

ハリ「パパを思い出します?」

猫「なっ、なぜ?」

ハリ「ふふ……」

額のキズを見せた。

ハリ「これは、ヴォルデモートがボクにつけたキズです。」

猫「それが?」

ハリ「キズモノに、させられたボクを慰めて下さい。教授。」

猫「意味がわからん。お前の父親は、ジェームズ・ポッターなのか?」

ハリ「はい!パパに会いに行くのですか?ボク達のお付き合いのコトをバラしに?」

猫「誰が、誰とだ。」

ハリ「そうそう、ボクはあなたを守りに、遠いマグルからやってきたのです。」

猫「ほう、ご苦労だな。」

ハリ「パパとママは、教授が狙われているから、守ってこいって……」

涙ながらに、少年は訴えている。
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