妄想 4
□序章
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セブルスは、目を疑った。
猫「はっ?」
ホグワーツの入学式。
幼い顔の新入生の中に、見覚えのある顔が…
猫「まさか……?」
さらに、眉間のシワを寄せて生徒を見た。
あちらも、見ている。
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なぜ、あの名字を?
猫「ポッターっ!」
ハリ「教授、名前で呼んで下さい。」
猫「ポッターは、ポッターだ。」
ハリ「パパを思い出します?」
猫「なっ、なぜ?」
ハリ「ふふ……」
額のキズを見せた。
ハリ「これは、ヴォルデモートがボクにつけたキズです。」
猫「それが?」
ハリ「キズモノに、させられたボクを慰めて下さい。教授。」
猫「意味がわからん。お前の父親は、ジェームズ・ポッターなのか?」
ハリ「はい!パパに会いに行くのですか?ボク達のお付き合いのコトをバラしに?」
猫「誰が、誰とだ。」
ハリ「そうそう、ボクはあなたを守りに、遠いマグルからやってきたのです。」
猫「ほう、ご苦労だな。」
ハリ「パパとママは、教授が狙われているから、守ってこいって……」
涙ながらに、少年は訴えている。