妄想 2
□且喰い人
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ルシ「本当に、天候次第だからな。とりあえず、いくつか考えよう。」
机にむかって、考える。
猫「新しいコトをするって、難しいです。」
ルシ「ならば、気分転換に私とスッキリしようか?」
沈黙という名の、お断りをするセブルス。
レギュ「部長、できました。」
ルシ「ああ。レギュラスも企画を考えろ。」
明日は、ずっと薄曇りという予報だった。
猫「まずまずの天候ですよね。」
レギュ「そうですね。」
バンドを呼んだり、花火を打ち上げたり…しかし、明日の昼という急な話しのため、なかなか見つからないのが、現状である。
ベラ「ったく。あのバルーン屋。あったまにくるよ。」
在庫調べから帰ってきたベラ課長。
猫「どうされたんですか?」
ベラ「どーもこうもないわよ。明日、ノーギャラで出てやるって言ってきたんだ。」
ルシ「ほう!それはいいじゃないか。もちろん、OKだろ?」
ベラ「するわけないでしょ!ギャラないかわりに、アタシとデートさせろって。」
ルシ「いいじゃないか。なぁ?セブルス。」
猫「…はぁ。」
レギュ「すごいですね。ベラ先輩。」
ベラ「趣味じゃないのよ。あんな優柔不断な男は。アタシは、セブルスがいいんだ。」