妄想 2
□且喰い人
8ページ/9ページ
死喰い人を集合させる時の、合図だった。
猫「なっ、なぜ?」
社長のお怒りか?
呆然と収まるまで、見ている社員。
ルシ「…あっ、そうだ。社長に連絡を…」
ケータイを取り出すルシ部長。ふと、見てみると社長・ヴォルデモートが立っていたのだ。
ルシ「社長っ!!」
バルーン屋が来ないから、お叱りを受けるのは当然だ。ベラ課長を差し出すしかないと、高速のように頭のなかで言い訳を作成した。
ヴォル「これは、オレからのはなむけだ。天国で、楽しく過ごすんだな。」
空を仰ぎ、別れの言葉をつぶやいている。
ベラ「社長?どうして、こんな…」
ヴォル「生前、アイツが見たいと言っていたんだ。」
さすが、ヴォル様の友達。変わってます。
そして、参列客には拍手やすすり泣きをする人達がいた。
あの人らしい、見送り方だと喜んでいるようだった。
反省会。
レギュ「…まさか、アレが良かったとは。」
ベラ「本当だよ。アタシの苦労はなんだったのさ。」
ルシ「苦労じゃないだろ。業者を酔い潰すなんて…」
猫「まぁ…しかし、さすが社長。ここぞと言う時に、来てくださいましたね。」
結果オーライらしい