妄想 5
□父の日
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ハリ「パパ、いつもお疲れ様。」
本日は、父の日。
白いバラで、日頃の感謝を表す。
鹿「うれしいな、ハリー。ありがとう。」
リリ-「ふふっ。いい息子を持ったわね、ジェームズ。それじゃ、2人でお出かけをしてきたら?」
ハリ「いいよ、パパとママ、2人でゆっくりしてきてよ。夕飯なんて、気にしなくてもいいから。」
鹿「父の日だろ?僕は1日フリーだから、出かけるつもりなんだけど…」
なにやら思惑のある家族。
リリ-「男同士、いろいろ語り合ってきたらいいじゃない。」
ハリ「パパとママで、ディナーをしてきたら?」
鹿「いやいや、僕は夕飯をとってくるから、フリーにしてくれないかい?」
なにやら、感づいた。
リリ-「セブルス、今日は学会があるそうよ。」
鹿ハリ「えっ?そうなの?」
ハモる父子。
リリ-「行くのね。」
鹿「えっ?あっ…」
リリ-「やっぱりね。」
カマをかけたのだ。
ハリ「ママ怖い。」
母親ながら、背筋が凍る。
リリ-「大人しく、ハリーと出かけるのね。」
鹿「まっ、まさかリリー、キミはセブルスと…」
リリ-「アポなしよ。」
ハリ「なら、ボク…」
リリ-「今日は、父の日よ。パパと一緒にいなさい。」
妻・母リリーの一喝で2人は、出かけることになってしまった。それも、ウイーズリー家に、予約までして。
ハリ「……パパぁ、なんとかしてよぉ。」
鹿「ハリー、いいかい?命あってこそセブルスを愛せるんだよ。だから、今回はリリーの言うことには、逆らわないほうが賢明なんだ。」
父は、息子に諭すのであった。
おしまい