妄想 4
□且喰い人
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忙しい且喰い人。ただいま、季節商品のプレゼンテーションをしている。
ルシ「よし、今年は『私の愛を受け取って』なんてどうだ。」
ベラ「ふるっ!!」
ルシ「古いか?私達が若い頃は流行ったじゃないか。リメイクだ。リメイク。」
ものは言いよう。
レギュ「なんか、英語とかなかったんですかねぇ。ほら、LOVE イズオーバーとか。」
意味、わかってんのかい?
猫「漢字とかも、和風っぽくていいじゃないでしょうか。恋愛成就なんて。」
それは祈願です。
全然決まらない。
それがプレゼン。
そして、今日も白熱した討論をして終了したのだった。
ベラ「めんどくさいわね。バレンタインだなんて。セブルス、チョコより、生身のアタシのほうがイイわよねぇ〜。」
猫「えっ?」
タバコでブレイク中の人達。セブルスはしない。
ルシ「お前のような、不健康なヤツとは付き合いたくないとさ。」
誰も言ってない。
レギュ「セブ先輩〜、バレンタインデートしません?ほら、ヘリに乗って夜の飛行をするんです。」
猫「…すまない。高いところは苦手だ。」
そんな話しをしている今は二月。
来シーズンのことである。