お題

□顔真っ赤にして否定されても
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最近アンナばっかり目で追ってる。


陽の光を浴びて透けるようにきらめく栗色の髪。

時折のぞく綺麗な横顔。

細い肢体。

近づけばアンナのいい香り。












あぁどうしようオイラ…




無性にアンナに触りたい。
触りたくて仕様がない。

















ぱしっ


本能的に手が動いて、アンナの細い手首をつかんだ。

「急に何よ?どうかしたの?」


…この感触久しぶりな気がする。



「用がないなら離しなさ…きゃっ!」



ぐいっと手を引くとアンナはオイラの腕の中にすっぽりと収まる。



アンナは細いのに、抱き締めるとふにふにと柔らかい。




「ちょ、ちょっと!?いきなり何すんのよ!?〜〜〜っ離しなさいよ!!」



アンナはオイラの腕から逃れようと身をよじる。
当然男のオイラの方が力が強いから、無駄な足掻きなんだけどな…




でもそれがまた可愛くて…




アンナの首下に顔を埋めるとあのいい香りが鼻をくすぐる。







「抱き心地がいいなぁアンナは…〃」



アンナの耳に口を付けて囁くと、びくっと体を震わせ大人しくなる。




「………アタシは良くないわよ〃アンタの体、筋肉で堅いんだもの。」



そう言いながらもオイラの胸に顔を埋め、背中に腕をまわすアンナ。








見ると顔は真っ赤っか。






素直じゃねぇな…と笑って






またアンナを






ぎゅっと抱き締めた












顔真っ赤にして否定されても


(なぁ…今日は一緒に寝ないか?)

(………ん〃)
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