Book3

□Rhapsody in blue@
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カッと照りつける太陽。その周りには雲ひとつない青空が広がる。そんな絶好の天気に感謝しつつ、6人の若者は目的地に着いた途端一気に車の扉を開けた。



夏の熱気が肌をさす。




「はぁ〜やっぱりバラムの海はええな!きらきらしてて美しい!」


勢いよく飛び出したセルフィはう〜ん、と伸びをした。


「ほんとだね〜僕も泳ぐのとか久しぶりだな〜」


「ほんとに…水着とか久しぶりだけど似合うかしら?」


セルフィに続き他の5人が照りつける太陽に目を細めながら降りてくる。


「まったまた〜!キスティスとてもスタイルいいし、似合ってるに決まってるよ!はぁ〜わたしもキスティスみたいなだったらなぁ…」

「あら、なに言っているの?リノア。あなただって似合うに決まってるわよ。ねぇスコール?」



「…俺にふるな…」


「ちょっと!他に言うことはないの?スコール!」


「……」



スコールはため息をつきながら、トランクに積んでいた荷物を運び出す。それにつられてゼル、アーヴァインも荷物を降ろしていく。ゼルは海に来られた嬉しさのあまりか体がリズミカルに揺れていた。



「あ〜久々に泳ぎまくってやるぜ!子どものころからずっとこの海で泳いできたからな!」

「ちょっとゼル〜?あんまり一人で熱血しないでよ?海で迷子になってもうちら助けられへんからな!」



「ばっか!なんで迷子になるんだよ!」




…とまぁそれぞれはしゃぎつつ。一行はバラムの海を満喫しようとしていた。
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