Book3
□2枚の写真からB
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ガーデン内の学生が一斉に食堂に介するとき。
校庭の影に2人のSeeDがいた…。長身の男が小柄な女の子に睨みつけられている。
(もうどうするんや、アービン!これはほんまに冗談ではすまされへんで!)
(ごめんセフィ…僕もここまで大事になるとは思わなくてさ…)
(で、これからどうすんの?)
(どうすんのって…どうしよう?)
あはっと笑いかけたアーヴァインにセルフィの見事なまでの回し蹴りが彼の背中にヒットする。もろにくらってしまったアーヴァインはくぅっと唸り声をあげながら蹲いてしまった。
(もうほんまにあんたってやつは!あ〜うちのアホ〜!こんなことになるんやったらあの時軽々と乗るんじゃなかったー!)
(ちょっ…今更遅いよ…)
(だまって!もとはといえばあんたが…)
そうしてセルフィはアービンをまたしても下から睨みつける。だがそれも一瞬で2人ははぁと同時にため息をついた。
ことの発端は…アーヴァインのちょっとした復讐だったのだ。