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□squall's worried shopping
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ここはバラムの繁華街。今日の天気は快晴だ。いつになく穏やかな気候の中で活気溢れた住民がバラムの町を行き来している。

そんな中暗い表情で眉間にしわを寄せ、ためいきをつく人物が1人―――――バラムガーデンが誇るSeeD司令官、スコール・レオンハートだ。彼は町の片隅で腕を組み、項垂れている。しかし日頃忙しい彼がなぜ真っ昼間からバラムにいるかというと___

(…どうすればいいんだ、これじゃ間に合わない。今日が誕生日だってのに…)

そう、今日は彼の最愛の恋人であるリノア・ハーティリーの誕生日だ。スコールは行事や記念日になにかをするという記憶は全く無かったが、それでも自分の愛する人が生まれた日なのだ。何かせずにはいられなかった。

そしてこの時間、プレゼントを買うためにバラムガーデンから抜け出してきたもの…人生初のプレゼント選びに彼はそうとう悩んでいた。初体験なのだから無理もない。

(任務の時でさえこんなに迷ったことは無いぞ…くそ、日頃からリノアのこともっとちゃんと見ておくべきだった…)
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