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□SeeD(+1匹)は見た!
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 SeeD司令官スコール・レオンハートと魔女リノア・ハーティリー。2人はガーデンにおいて公認のカップルで、そのラブラブぶりは他に例を見ないという。そこで彼らの日常について4人(+1匹)の証言者にエピソード(そのラブラブ具合を)を語っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。ではまずQさんから。



「Qです。よろしくお願いいたします。そうね…私は教員兼SeeDという肩書きなのでガーデンにいることがほとんどなのですけど…こういうことはしょっちゅうよ」


(Qさん軽くため息をついてらっしゃいます…)

-*-*-*-*-*-*-*-*-


−SeeD執務室にて

「…リノアか?悪い、今日仕事が立て込んでて遅くなる…どうした?…腹痛?症状は?…わかったベッドに横になってろよ…いやすぐ行くから。おとなしくしてろ。いいな」

−そういって彼は電話を切ったの。もう次に言うことは見当がついたわ。

「キ○ティス。悪いが少しだけ後頼む」

−そう言うなり、すごい勢いで執務室をでていくのよ。まったくリノアに関しては彼、余裕を持つことができないのよね。で、そういう事態が起こったらいつも私に後を任せるの。まぁ私もリノアのことは気がかりだから断るなんてできないけれども…でも急ぎでもないような仕事だったら必ず後にして彼女のほうに行くのよ。ポーカーフェイスの彼だけれどもああいうとき、実はかなり動揺しているのよね。まぁそんな姿を見るのもいいけれども。

とにかくああいうことは仕事に支障をきたさない程度にしてほしいわね。


そういった彼女はくすくすと口元に手をやって笑っていました。結局愚痴を言いながらも微笑ましく見守っているのでしょうね。さすが姉御です。
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