Book3

□MASQUERADE!
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彼女たちの食事もあと少しで終了というところ、だ。そこでキスティスがコーヒーのカップを置き、本日の重要な話題について切り出した。



「ところでリノア。スコールの誕生日のプレゼントは決まったの?」

「う〜ん…実はなかなか決まらなくって」

苦笑いをするリノア。そう一週間後に彼女の恋人の誕生日が控えているのにもかかわらず、リノアはプレゼントをまだ決めていなかった。…だが考えていなかったわけではなかった。

ただ…あまりにも彼は…


「まーはんちょって物欲なさそうやもんな」

「それなんだよね…」



3人ははぁと軽くため息をつき、一斉に宙を見上げる。リノアはそう…本当に何をあげていいのかわからなかった。そこで彼に今ほしいものはないかさりげなく聞いてみたのだが…
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