collected poems

□Disappear Vision
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渇いた夢を空に投げ捨て 説明書通りの日常を掴んだ
まだあの空を眺める事が出来ると思っていたのに
その空は黒に染まりきっていて

廃れた希望を焼き捨て 灰色の平和という悪夢を掴んだ
まだ此処から先に進む事が出来ると思っていたのに
もうモノクロに染まりきっていて

この先、何が起きるのかを
確実に予測出来てしまう 悪夢

夢ならどうか覚めて欲しい
またあの空を眺め 飛ぶ事が出来る様に
暗闇なのに見えてた道
それは既に手遅れで 変えられぬ絶望さ

嘆いた日々を空に投げ捨て 生き甲斐の無い毎日を掴んだ
まだあの空を眺める事が出来ると思っていたのに
この眼は既に腐りきっていて

もう戻らぬ夢に気付き 腕を伸ばすけれど
  残酷な季節風が この腕を突き刺し 希望を吹き消した

夢ならどうか覚めて欲しい
またあの空を眺め 飛ぶ事が出来る様に
暗闇なのに見えてた道に
唾を吐いてその場から 逃れようと藻掻いた
夢ならどうか覚めて欲しい
もうどうしようもない 悪夢と信じたくない
暗闇なのに見えてた道
それは既に手遅れで 変えられぬ絶望さ

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