collected poems

□C21H23NO5
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眩しい光を浴びて 身体を起こす朝
それは酷い倦怠感に 襲われながら

激痛の夜を越えた後の倦怠感は
ほんの少しの苦痛の時間で
それを後の多幸感の前触れだと 願う

腕に刺さる針から注がれる毒薬を
受け入れれば 苦しみも 消え失せ、夢となる
多幸感が波打つ胸で
一時の快楽を貪る 貪欲な夜

現実と引き換えに 売り渡した魂
それは酷い破壊衝動に 襲われて

激痛の夜を迎えるのを拒む夜は
街に出て貪欲を晒す
それは中毒症状の 末期で

腕に刺さる針から注がれる毒薬を
受け入れれば 苦しみも 忘れて、夢となる
感じる僅かな不安は
コールドターキーを恐れる 貪欲な夜

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