collected poems

□百合
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誰かに定められた宿命の路線
そこから外れて 互いに求め合おうよ

醜態を覗かせる周囲に嫌気がさして
いつか それは 狂い咲きするだろう

百合の雫の様に綺麗に貴女を濡らせたら
静かに咲き乱れる花が貴女を魅せるわ
そして、互いに分かり合えた慰みだとしたら
宿命から逃れた世代を共に過ごそう

恍惚の合間の優しげな貴女の目が
傷付いた心を全て癒せるでしょう

例え種を蒔いて水をやっても何も生えず
土の上に水が溜まるだけでも

百合の雫の様に綺麗に貴女を濡らせたら
静かに咲き乱れる花が貴女を魅せるわ
その体に薄紅の印が浮き出るのなら
宿命から逃れた世代を共に過ごそう

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