collected poems

□恋は盲目、君は妄目。
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割れた水晶に君が映りこみ
透明な窓を開ければ君が居た
憧れていた美しい感情は
すぐに幻想だということに気付いた

長い髪も 白い肌も 身体も この全てが
君のモノだという覚悟さえあるのに
届かない声は 熱風に掻き消され
ならば、せめて、この想いを託そうと…

白い紙に描き出される歪な世界で
君と想いを託した「彼」が愛し合う
この想いが、決して届かないのならば
せめて、この幻想だけは消さないで

脳髄を刺激する官能的な
快感を求めていけば君が居た
現実を超越する世界で
すぐに君と「彼」を逢わせてあげるから

静かで 何処にでも 居るような この存在が
君のモノだという覚悟さえあるのに
届かない声は 熱風に掻き消され
ならば、せめて、この想いを託そうと…

白い紙に描き出される歪な世界は
黒のインクだけで構成されていたよ
この想いが、決して届かないのならば
せめて、この幻想だけは消さないで

『恋せよ乙女』 『恋する乙女』
『恋は盲目』 『…君は妄目』

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