collected poems

□溺
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無力な腕を伸ばして 何も掴めずに
空虚を見つめて これから来る絶望に
足掻いたら、死にたくなった

何をすれば変わるのかと
どうすれば生まれ変わるのかと
濁る水で溺れる自分に
手も差し伸べられずに

君の側に居た時は それが当たり前で
今は何も無い事が 幸せだと思えて
気付いたら、泣きたくなった

何をすれば変わるのかと
どうすれば救えるだろうかと
濁る水で溺れる自分に
手も差し伸べられずに

今、この手で君を護ることすら叶わない
だから溺れてしまった自分を助け出すよ
そして いつか君の笑顔にまた逢えるのなら
この虚しささえ越えていけるのだろう

凍り付く空気に触れて 現実を知り
過酷な運命を 進む術さえ解らない
嘆いたら、歩き出そう

もう戻れない所で 振り返ることも出来ず
後ろを向いたら もう歩けないと知ったから
ただ、前だけを向いて

今、この手で君を護ることすら叶わない
だから溺れてしまった自分を助け出すよ
そして いつか君の笑顔にまた逢えるのなら
この虚しささえ越えていけるのだろう

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