collected poems

□脳内輪廻
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光が闇に葬られ 絶望を繰り返す時間の中
震える身体を丸めて 誰もが遠ざかる記憶の中で
この身体の中で「何回死んで、生まれたのか」を数えていた

目覚めた朝焼けは 悲しい程に静かで
記憶の片隅で 君がセピアに変わる

一つの身体の中で幾度となく「死んでは生まれる」
地獄の苦しみを味わって 何もかもを棄て去った
断片的に浮かぶセピアな君の顔に霧がかかる
脳内だけで「死んでは生まれ変わる」 脳 内 輪 廻

いつも感じ続けていた 周囲への疑惑と己への疑惑
揺れて止まらぬ精神の 誰もが遠ざかる記憶の中で
この身体の中で「何回輪廻を廻ったのか」分からなくなる

目覚めた朝焼けは 悲しい程に静かで
記憶の片隅で 君がセピアに変わる

一つの身体の中で幾度となく「死んでは生まれる」
地獄の苦しみを味わって 何もかもを棄て去って
断片的に浮かぶ記憶は誰かの思い出に変わる
脳内だけで「死んでは生まれ変わる」 脳 内 輪 廻

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