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□クレッシェンド[諦]
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次第に強まる絶望だけが、仮面の様に視界を狭める
差し伸べられた手は無いのに、差し出した手
気付けばいつも誰かに助けを求めてた
差し伸べられた手が無いから 足掻きだした

吐き気を催す現状は 幾ら足掻いても
何も変わらずただ同じ事を 繰り返すだけ
その度に抉られていく傷が化膿するのも
気付かない

涙が 流れ 落ちて 消えても 止まらない
加速していく「諦」の言葉の数が
幾ら泣いても 変わりはしない
そんな現状に ただ、立ち尽くす

最初から知ってたわけじゃないけど、何となく予想通りで
差し伸べられた手を望んで、差し出した手
気付けばやっぱり独りで立ち尽くしてた
差し伸べられた手が無いから 足掻きだした

吐き気を催す現状は 幾ら足掻いても
何も変わらずただ同じ事を 繰り返すだけ
その度に抉られていく傷が腐敗するのさえ
気付かない

涙が 流れ 落ちて 消えても 止まらない
加速していく「諦」の言葉の数が
幾ら泣いても 変わりはしない
そんな現状を ただ、覆い尽くす

気が抜けて…脱力感に身を任せ
思い出すだけの「諦」の言葉を
この真っ白な紙に書き連ねた

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