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□Epitaph
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冷たい墓石へと運ばれた蒼い肉体
綺麗事を並べた最後の言葉を聞いて
暗い土の下へと埋められる

生命を失った身体はひび割れ 命が流れ出していく
残った肉体は血の通わぬ人形へと姿を変える

無感情な瞳へ死に包まれた姿が映る
君だった肉体は完全なる無へと還るだろう
虚無に包まれた感情は空へと放たれ
まだ何処かで佇んでいる君のもとへ届けばいい

蒼白い残像がまだ網膜に残る
無気力な腕は胸の上で組まされたまま
永遠に閉ざされた闇へと

生命を失った身体はひび割れ 命が流れ出していく
残った肉体は物を言わぬ人形へと姿を変える

無感情な瞳へ死に包まれた姿が映る
君だった肉体は完全なる無へと還るだろう
虚無に包まれた感情は空へと放たれ
まだ何処かで佇んでいる君のもとへ届けばいい
時に放たれた運命の果てに行き着く楽園は
いつまで待てども夢にも見ることの無い地なのだろう
全てが終わりこの名が墓へ刻まれた頃
そこで佇んでいる君にまた出逢えればいい

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