+collected poems+***

□Poison Candy
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先が見えず時間に追い越された僕へ
右腕の傷は既に癒えかけていたね
無抵抗の僕に容赦無い 虐待

良識が奪われてゆく 悪も正義も解らない
唯一 解ったのは この世に 僕が 必要無い事。

昔のように何も知らないままで
ずっと平凡に過ごしたかったけど
もうそんな日々は訪れないから

白い掌に数粒の飴玉 口に含めば甘く溶けて
遠のいていく意識の向こう側へ 僕を優しく連れて行くよ
サイケデリックな光に包まれて 誰も居ない白い楽園へ
過去の記憶を呼び覚ました脳が ひどく傷んだ

無実の罪を着せられ傷付いた僕へ
裂けかけた思考で導き出した答え
弱い僕に残された最後の 抗い

良識が奪われてゆく 悪も正義も解らない
唯一 解ったのは この世に 僕が 必要無い事。

子供のように何も気にしないまま
ひたすら泣き叫びたかったけれど
もうそんな事をする暇は無いから

白い掌に数粒の飴玉 口に含めば甘く溶けて
遠のいていく意識の向こう側へ 僕を優しく連れて行くよ
サイケデリックな光に包まれて 誰も居ない白い楽園へ
現在の姿を映し出した目が ひどく傷んだ

最後の日に飾られたその花から 毒の涙が溢れ出した

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