+collected poems+***

□Deep Red
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誰も居ない部屋で常習的に
傷つける腕 痛みが走る

輝かしい刃から落ちる 己の結晶
心配されたいという ただその一心だけで
毎日のように幾重と刻む紅い傷跡

シルクのような肌を通る青い管
それを破ればクセになるような痛み
滴る美しく歪む紅

不安になればすぐに傷つけられる腕
太陽と月に照らされては浮かび上がる
甘い快感に酔いしれたまま倒れた
それは いつしか麻薬のように絡み付く

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