+collected poems+***

□エピデミック
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もの寂しげな街路樹から 舞い落ちる枯葉
肌寒い風をも感じない 窓の向こうの画

他人が吐き出す悪臭と恐怖 毒に塗れて
弱い身体に巣食う悪夢の様に

感覚を失った手は空気を掴み 時虚しく喘ぐ
火照る身体は徐々に鼓動を高め 時寂しく眠る
独り呆然と横たわる景色の中 時虚しく嘆く
死の香りを放つ花が僕を見つめる

秋の渇いた空気に乗って 舞い落ちる枯葉
人から人へと移るのは 目に映らぬ毒

顔を背けても漂う悪臭が 吸い込まれて
身体を黒く染める悪夢の様に

感覚を失った手は空気を掴み 時虚しく喘ぐ
火照る身体は徐々に鼓動を高め 時寂しく眠る
独り呆然と横たわる景色の中 時虚しく嘆く
死の香りを放つ花が僕を見つめる

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