+Hesitate SS+

□023
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君が死ぬ夢を見た

それは

誰も居ない世界に

君と僕の二人だけ

荒れ果てた大地に立ち尽くしてた

それから雲の隙間から差し込む

赤い陽射しと

降り注ぐ黒い雨で

繋いでた指先から温もりが消え

体が崩れ

朽ちて

砂になり

僕を残し

君は消えた

残された僕は

ただ、ただ

空に向かって泣き叫んだ

砂になった君を握り締め

神を呪う

そんな夢で




目覚めれば

変わらない声が外から聞こえた

温かな君の声で

悪夢はこの胸に終止符を打った

窓から顔を出せば

変わらない笑顔の君

無くしたくない幸せ

永遠に繋ぎたい関係












そんな

幸せだった頃の

遠い昔の夢を見た

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