+collected poems+

□Delusion
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まさか自分が死ぬ悪夢を見るなんて予想もしなかった
悪夢から目醒めた朝に覚醒したかのような感覚の中
自分が聖人になったかのような錯覚に陥った

絡み付く妄想が胸に焼き付いて
夢か幻か現実か
それを示す確かなモノなんて無くて

どうかこの妄想を消して 花が散る様に容易く
幻影の世界に君は居ないから
どうかこの世界が夢じゃありませんように、と願いながら

被害妄想にも近いこの妄想は胸に溜まってしまい
悪夢から目醒めた朝に覚醒したかのような感覚の中
自分が聖人になったかのような錯覚に陥った

この世界全てが夢幻だなんて
そう考えたのは僕だけ
始めから現実など無いなんて思って

どうかこの妄想を消して 花が朽ちる様に消して
幻影の世界に君は居ないから
どうかこの世界が夢じゃありませんように、と願いながら
全てに気付いたかのように錯覚してしまった僕だけを
幻影の中から引きずり出して
始めからこんなこと思わなければ
そう後悔する自分が情けなく思えて悲しくなった
どうかこの世界を消して もう妄想も出来ないように
どうかこの世界が夢じゃありませんように、と祈りながら

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