+collected poems+

□眠棘姫
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白いベッドで寝息を立てる
閉じた瞳は開く気配も見せずに
未だ僕を映さない
その赤い唇も 白い肌でさえも
触れることは許されなかった

硝子細工の様に儚くて
自分の罪を責めて 本当の愛に気づかないで
触れたら壊れてしまいそうで まるで白昼夢の様に消え入りそうで

君に触れられない理由が君を護る棘の様に見えて
再び過ちを犯さないための防護壁
それは眠り姫の様な棘姫で
触れることも出来ずに背を向けて
心の中で「サヨナラ」を告げた

硝子細工の様に儚くて
自分の罪を責めて 僕の想いに気づかないまま
触れたら壊れてしまいそうで まるで白昼夢の様に消え入りそうで

君に触れられない理由が君を護る棘の様に見えて
再び過ちを犯さないための防護壁
またいつか、全て終わって無事に逢えたら
今度はこの想いに気づくように
そんな想いを幻想に乗せて…

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