+collected poems

□透けた骨の翼
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無色な空気と汚れてしまったこの手と
君を護る為に刺したナイフ

足下に転がった君の屍を
抱えながら花を置いて
悲しみを乗り越えたら
涙も零さずに空を見上げた

透けた骨の翼を広げて
君を殺した君を これから迎えに
復活の儀式を目前にしながら
一度は死んだ君を生き返らすのさ
同じ透けた骨の翼を背中に
また空に向かって飛び立とう

無色な時間と汚れてしまったこの身体
そして飛び立った二つの影

透けた骨の翼を広げて
君を殺した君を これから迎えに
復活の儀式を目前にしながら
一度は死んだ君を生き返らすのさ
同じ透けた骨の翼を背中に
また空に向かって飛び立とう

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