+collected poems
□オカルトラブソング
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夜の静寂と 混沌する街の賑やかさに紛れて
今夜、君を迎えに行こう
一昨日高いベランダで名前を呼び合った二人の影に
掴めずに感じた切なさ
許されない恋だとしても それを覆そうと思うよ
君からの最期の手紙は届かない
土と花に囲まれた君を求めて
遅すぎた行動を嘆いて
また目を覚ましそうな瞳は宙を漂って
その冷えた躯を抱き締めて
毒を飲み下して 君の傍に眠ろう
オカルトチックな不思議な光の向こうへ
また、逢える事を信じて
目が覚めたら傍に横たわる骸
混乱の中、訪れる絶望に
早すぎた行動を嘆いた
また目を覚ましそうな瞳は閉じられたままで
その冷えた躯を抱き締めた
毒のキスをして 剣で胸を刺そう
オカルトチックな不思議な光の向こうへ
ハッピーエンドを信じて