+collected poems

□飛行少年症候群
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白い太陽の光が無慈悲に射し込む朝
それは未だ目覚めたくない事さえも否定して
薄汚れた街へと飛び立つ事を余儀なくする

生まれて 教育されて ある時を境に突き放されて
どうして
残酷な運命を背負って歩き続けなければならないの

“ずっと子供でいたい”という願いは夜に吸い込まれ
あと少しでその願いも無に還るから
遠くで光り続けるあの星まで飛び立とう
永遠の国へ…

冷たい月明かりに守られて眠りに就くよ
もう目覚めたくはない願いさえも夜に消えて
その妄想は朝の街の中へと溶け込んでいく…?

生まれて 教育されて ある時を境に突き放されて
どうして
望んでもないのに...こんな運命を背負わなければならないの

“ずっと子供でいたい”という願いは夜に吸い込まれ
あと少しでその願いも無に還るから
“大人になんてなりたくない”という反抗でさえも
あと少しだけ続く 無言の快楽へ
遠くで光り続けるあの星まで飛び立とう
永遠の国へ…

(Scatter)

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