クラップ倉庫

□05
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もしも柳蓮二がヲタクだったら…



『蓮二くんにいくつか質問してもよろしい?』


「なんだ。今なら出血大サービスするぞ。」


『いや、結構です。』


「遠慮するな。ほら。」


『や、ちょ、ちょっとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!あんた、鼻血かけんじゃないわよぉぉぉぉお!!』


「血も滴るいい男だろ。」


『水だよ!鼻血は滴ってもいい男にはなれねぇよ!!笑いながら鼻血を垂らしてるあんたはどっちかって言うと変人だよ!!』


「変人だと?!変態と言えと言ってるだろ、ボス!」


『誰がボス?!妄想もたいがいにしなさいよ!』


「妄想だと?!ふざけるな!妄想だ!!」


『あんたちょっと黙れよ!!なんで否定したの?!いや、今の問題はそんなことじゃないっ!』



立海のマネになって早2年……今まで幸せだと思えてきたマネ生活。それももう終了の兆しを見せている

女子の羨望の眼差しが堪らなく幸せだったのに。


ていうか、この前から壊されっぱなしだけど、幸せなんて全くないけど!!だいたいどうなんだろうか。なぜ、誰も注意せずに私の背中を押す!



私は乙女だぞ!ていうか、私の後ろで一列になって隠れようとするなよ!!精市を呼べ!私だって手に負えないから!


とりあえず注意ぐらいしておこうとしたらこれだ。はぁ……



『あのね、蓮二くん。ここは神聖なテニスコートなの!わかる?』


「わかっている。コミケスタジオだな。」


『まずそこから間違ってることに気付こうか。日本語お勉強しようね。』


「ちゃーん。」


『………で、君は今どんな格好して、ここに立ってるかわかっております?』


「月に変わってお知り合いよ!」



握りこぶしをどうしようかと悶々と葛藤中だよ!青春だね!!

どうしよう。物凄ーく目の前のヤツを殴りたいな!あ、やっぱこれって常識だよね!!私異常じゃないよね?


目の前の変態鼻血ブーが異常なんだよね!潰す………!!



『それを言うならお仕置きね。ていうか、なんでセーラームーン。』


「タキシード仮面に憧れてるんだ。」


『じゃあ、何でコスプレはマーキュリー?!矛盾しまくり!!』


「タキシードがなかった。」


『何でマーキュリーの衣裳は持参?!』


「タキシードと間違って買っちゃったんだもん。」


『どうやって間違ったの?!タキシードとセーラー服はかなり違いがあるんですけど?!』


「セーラー服を。脱がさないで!いやんっ。」


『………ぶっ殺す!』


「押さえて!先輩、押さえて!!それでもレギュラー!!」


『……ごほんっ。えー、ではみなさん。ご清祥ください!いっせーので。』


「「「精市ぃぃぃぃぃぃぃぃい!」」」





この後はご想像にお任せ!!



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