*学園*

□日曜日の嵐。
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見事な晴天。
ほどよく風も吹いていて、絶好のお出かけ日和である。
てきとうな服装に着替えてから、ポーチに財布とケータイを入れてから、ベッドに腰掛けてる志歩に声をかけた。

「で、どこいくんだ?」
「最寄の街の喫茶店〜」

この月ヶ丘学園は、街から少し離れた位置に建っている。
なぜこんな不便な所に建っているかというと、勉強に集中するためだとか、街の方で悪事をしないためとか色々囁かれているが、そのことについてなんとなく狩須先輩に問いかけたら

「ああ、此処の土地が安かったから、らしいぞ」

かなりどうでもいい理由だった。
だから校舎も小学校〜大学まで、そしてさらに学生寮も完備できるほど広かったのか。

「外出許可はとってきたのか?」

にっこり、と志歩が笑った。

「わすれてた」
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